「SERPs(サープス)」の説明の前に
私たちが生活をするうえで、
目に飛び込んでくるもの 耳に聞こえるものなど様々な情報があります。
例えば起床して、テレビ・スマホ・PCからや、
外へ出ると、屋外広告(看板や屋外に設置される広告)、
交通広告(電車、バス、駅構内などに掲出される広告)など、目に入ってきます。
私は全ての情報は、“ 印象 ”であり “ メディア ”でもある” とも考えています。
もちろん、それぞれに興味のないものや、気にしないものは取捨選択するなどで、
スルーする状態や、逆に印象に残ったものには心が動き、記憶したりと変化・作用(他に働きかけて影響を与えること。)も起こる場合もあります。
そういった、色々な広告がある日常ですが、「SERPs(サープス)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
「SERPs(サープス)」とは
「Search Engine Results Pages(検索エンジン結果ページ)」の略称となります。
具体的には、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、
ユーザーが特定のキーワードで検索した際に表示される「検索結果ページ」そのもの全体を指します。
「SERPs(サープス)」の役割とは
このSERPsは、インターネット広告(ウェブ広告)において、
認知・プロモーション力を高めるなど、とても重要な役割があります。
また、SERPsの主な目的は、検索するユーザーが求めている情報に素早くたどり着けるように、検索意図に対して、最も的確で質の高い情報を迅速に提供することにあると考えられます。
この目的を達成するためにも、検索エンジンは常に進化・アップデートをし続けているようです。
また、多様な情報を提供する機能の一つとして、
ウェブサイトのリンクだけでなく、見出し文や、要約した説明文、その他に画像、動画、ニュース、地図、専門家の回答など、検索したキーワードに応じて最適な形式の情報を提示します。
これらにより、ユーザーは多角的な情報を得ることができます。
「SERPs(サープス)」を構成する要素
SERPsを構成する代表的な要素には、以下のようなものがあります。
オーガニック検索(自然検索)結果
各社検索エンジンのアルゴリズムに基づいて、検索した際に、広告以外の通常の検索結果に自然な形で表示されるウェブサイトの順位表示です。
リスティング広告
企業や個人事業主などの広告主が費用を支払い、検索結果の上部や下部に表示させる広告です。
検索広告や検索連動型広告とも呼ばれます。
「広告」や「スポンサー」などといったラベルが表示されるため、オーガニック検索と区別できます。特定のキーワードで検索したユーザーに対して、自社の商品やサービスを直接アピールできる手段としての広告運用が可能となります。
ユニバーサル検索(強調スニペットなど)
強調スニペット
主にGoogleでユーザーの質問に対する直接的な答えを、検索結果の上部に、ウェブサイトの内容から抜粋された回答の文章が表示されるものです。
ナレッジパネル/ナレッジグラフ
主にGoogleなどで有名人や場所、企業などの概要情報(所在地、公式サイトへのリンクなど)を、画面の右側(PC環境の場合)に表示される情報ボックスです。
ローカルパック
「新宿 パスタ」のように地域に関連する検索で表示される、地図と店舗リストの組み合わせです。住所や営業時間などの情報が簡潔にまとめられています。
画像検索結果
検索キーワードに関連する画像が一覧で表示されます。
動画検索結果
YouTubeなどの検索キーワードに関連する動画コンテンツが表示されます。
ニュース
関連する最新のニュース記事が表示されます。
関連する質問
主にGoogleで検索キーワードや検索ユーザーの検索意図に関連する「関連する質問」などの項目です。
他の人はこちらも検索/関連検索ワード/●●に関連する検索
ユーザーが検索したキーワードに関連するキーワードを自動で表示する機能です。
「SERPs(サープス)」を構成する要素のまとめ
これらの要素が、検索ユーザーによるキーワードや検索語句に応じて動的に組み合わさり、「SERPs」を形成し表示しています。
(※各社検索エンジンで特長や表示する内容が異なり、全ての検索キーワードや検索語句に対して表示されるわけではありません。)
また、最近ではGoogleの検索エンジンで、「AIによる概要」表示
(AIがウェブ上の複数の情報源を基に検索クエリに対する要約を自動生成し、検索結果の最上部に表示する機能です。)も見られるようになりました。
「SERPs(サープス)」は、検索ユーザーの利便性の向上や、検索意図を満たす為にも今後もアップデート・進化していくものと考えられます。
