先日、2025年9月9日にGoogle公式より、Google検索における「AI モード」を日本語で提供開始・・・とありました。
国内では順次展開との情報がありましたがその後、昨日になって筆者環境Google Chromeブラウザ(PC)、iOS(スマホ)、Android(スマホ)での「AI モード」 日本語での提供を昨日2025年9月13日に確認しました。
この新しい検索体験は、従来のキーワード検索のみで無く、検索ユーザーが、自由に追加の質問を入力したりすることで、まるでチャットのようにAIと対話を続けながら、知りたい情報を深く掘り下げていくことが可能となります。
この「AI モード」の新サービスは今後広まっていくでしょうか?
もし検索ユーザーに大きく広がっていけば、新たな検索体験・検索手法の一つとなりうることでしょう。
検索ユーザーは、検索結果画面の上部にあるタブ(PC環境の場合)で「すべて」と「AIモード」を切り替えることができます。
このことによって、「すべて」のタブの場合は、従来のウェブページへのリンクを中心とした検索結果画面と、「AIモード」のタブの場合は、AIによる要約を中心とした検索結果として、目的に応じて使い分けることが可能となります。
この「AIモード」の根幹を支える重要な技術の一つとして、先日に別のブログ記事で説明をしました、「Query Fan-Out(クエリ ファンアウト)」が使われているものと推測されます。
「Query Fan-Out(クエリ ファンアウト)」とは、検索ユーザーが検索ボックスに入力した一つの語句や質問(クエリ)の関連・裏にある、複数の潜在的な意図や疑問をAIが自動で分解・拡張し、それぞれに最適な情報をウェブ上の様々な情報源から並行して収集し、統合して一つの包括的な回答を生成する仕組みのようです。
Googleが新たに開始をしたサービスの「AIモード」は、単なる新機能の追加では無く、検索という行為そのものをアップデートするものとなる可能性を秘めています。
私たちの多様化・複雑化をするユーザーのニーズに応えられるかが、注目すべき点の一つと考えます。
私たち検索ユーザーにとりましては、情報収集がより効率的で直感的になるという大きなメリットがある一方、ウェブサイト運営者や、ウェブマーケティングの担当者にとっては、SEO(検索エンジン最適化)対策に加えて、”次世代SEO”とも呼ばれていますが、AIエージェントやAIサービスに、如何にして有益な情報源として認識されるかなどの「GEO(Generative Engine Optimization:生成エンジン最適化)/ AIO(AI Optimization:AI最適化)/ LLMO(Large Language Model Optimization:大規模言語モデル最適化)※現在様々な呼び方があります。」と言われる新たな視点が求められる時代の到来を意味しているのかもしれません。
情報を提供する側と、情報を得たい側の新たなコンタクトポイント(接点)となりますでしょうか?
今後の動向を注視していく必要があると深く考えます。

